ハーブ 〜Herbs〜

このページは医薬用,調理用,またはその他の有用なブリタニアの多くの植物について述べています.またこのページは花,高木,農作物の項に述べられていない植物について述べています.

バナナ Banana Musa acuminata

人々の所信に反して,バナナは成長した木ではありません.それらはユリ科の一部であり,ランの親類で,単に特に黄色で丸々した草本植物の一員です.その茎は25フィートに達し,木本の幹を除いて,それらはソーサリアの最も大きな植物です.Acuminataは長く尖った,先細という意味で,それはその果実ではなく,果実を生み出す花に由来しています.

バナナの木と引用しますが,それらは全くもって木ではなく,多年生の草本植物です.その樹幹は本当の幹ではなく,たくさんの葉が果実を産む花の茎として先端に現れる一つの幹をしっかりと巻きつけています.その果実の一房一房は,それらが手の指に似ているので,のように認識されている塊で成長します.(葉の)として知られているその全体の茎は,その実を収穫できるほど十分に熟させるために1年ほど費やします.最初の幹は果実を生産後死にますが,次年収穫される新しい作物を作るため,かたわらに幼芽が同じ地下の球茎から生じます.その果実自身は不稔性で,中にあるきわめて小さい黒ずんだ種からは植物を作ることができません.


大多数のバナナ農園は彼らの株を10から25年ごとに一新しますが,いくつかのバナナの木は100年程度生産しつづけます.またその木自身も使用されます.その葉はいくつかの文化において食べ物を蒸すために包むものとして使われます.バナナの花も食べられますが,もしあなたがその花を食べるなら,あなたは明らかに全く果実を得られないでしょう.バナナは生姜,ウコン,ショウズクの遠縁の親類で,植物学上ベリーとして分類されます.最も好まれている黄色いキャヴェンディッシュ(Cavendish)とともに400種類以上のバナナがあります.

私の知っている唯一の料理に使われないバナナの使用法は幻覚剤として使用することです − それはBananadineと呼ばれ,果皮を裏打ちしている白い髄から抽出されます.おおよそ15ポンドのバナナが皮を剥かれるのに必要で,それから果皮は暫く焼かれ,結果として果皮の内側から削り取られた粉が生じます.

 

ブリタニアではバナナの木(banana tree,写真上段左と下段右)と小さいバナナの木(small banana tree,上段右)を区別するようですね.バナナはバショウ科の多年草です.バナナの花と実ができる様子はこちらこちらから.さらに詳しく知りたい方はこちらで.バナナラベルコレクターについてはこちらで:D

 

茨(イバラ) Brambles Rubus fruticosus

ブラックベリーとしても知られ,歩く人にも馬に乗った人にも,イバラはいたるところにある障害物です.それはソーサリアにあるいくつかの最も荒廃した場所に簡単に育ちます − 砂漠と凍った土地を除いて.


ブラックベリーは何千年もの間原野から摘み続けられています.汁の多いベリーは因襲的にゼリー,パイ,ワインや果実酢に作り上げられます.そして,ユーの修道士たちが香料の入った飲み物を造り始めて以来 − その口当たりのよいブラックベリージュースに香料とブランデーを混ぜたすばらしい飲み物は,彼らの最上位の輸出品の一つになりました.(ロードブリティッシュ公の書庫にある宗教上の書物に)ブラックベリーを摘む正しい時期についての古い土地に伝わる迷信があります.言い伝えによると,悪魔が天界からブラックベリーの藪の中に降り,ミカエル祭日(9月29日)以降に摘んだすべてのブラックベリーはそれらの上に悪魔の唾がかかっているであろう,ということです.これはおそらく葉につく跳び虫,成虫に孵る前に自分の周りに唾のような泡の防壁を作るその虫の存在によるものです.

ブラックベリーの葉のお茶はひりつく喉や下痢の家庭薬で,一方新鮮な葉を噛むことは歯ぐきの出血の古代の治療法です.新鮮で軽く茹でた葉は痔核にあてがわれました.またブラックベリーの果実酢は長引いたり熱っぽい風邪の家庭薬です.

 

UO英名であるbramblesは分類学的にはバラ科キイチゴ属にあたり,ブラックベリー,ラズベリー,クラウドベリー,デューベリーなど多くの種(しゅ)を含む一般名です.木苺(キイチゴ)と言っても差し支えないでしょう.米国ではbrambleはベリーだけでなく刺のある潅木も含むようです.Rubus fruticosusは英国特有のブラックベリーの学名.ブリタニアではこのベリーを食べることはできませんよね?残念です.現物は種を特定してませんがこちらで.

 

乾燥ハーブ Dried Herbs

たぶんハーブの根や葉の収集物以上の物ではありません.それらは,使用するために準備中の乾燥させているハーブの実用的な効果だけでなく,心地よい芳香を放つ装飾用の特徴をもっています.Southernwood(南欧産のニガヨモギの一種,キダチヨモギ)のようないくつかのハーブは虫やハエを追い払うのに役立つ(草の)束の中に入れられるようです.

ドライフラワー Dried Flowers

いくつかの乾燥させた花の壁掛けは,もっともおそらくその芳香のためホワイトホーンの花(whitehorn flower)で作られ,装飾用であることは明らかです.紫色の(花)束はナデシコと,もっともおそらくラベンダーを入れていると思われます.

乾いたタマネギ Dried Onions

タマネギがニンニクと親密に関係しているのは明らかで − それは錬金術や魔法の呪文に使われないけれども,染物に使われます.いくつかのタマネギの種類は,青色だけでなく赤茶色の染料をよく作り出す赤茶がかった紫色の皮をもっています.プレーンなタマネギの色は暗い茶色の染料を作り出します.それは使用時に,少しばかり効果は弱いけれども,ニンニクのそれと同じく抗生作用を持っているに違いありません.

タロイモ Elephant Ear plant Colocasia

タロイモ(Elephant ear,象の耳)という植物は,大きな耳もしくは盾のような形をしたその葉からその名を付けられました.いくつかの地域ではそれはdasheenまたはmalangaと呼ばれています.これらの植物はカラジューム(ニシキイモ)と親密な関係にありますが,それらは10倍程度カラジュームの葉より大きく単に緑色の葉を持っています.


タロイモからの植物原料の摂取は中毒を引き起こすことがあります.もしたくさん食べるなら,葉と茎はもっとも危険です.タロイモの有毒な成分は“蓚酸”とアスパラギン,この植物で見つかった一つのタンパク質です.タロイモ中毒の症状は次の通りです:始末に負えない下痢の症状に加えて,口と喉が焼けるようで,舌と口が腫れ,吐き気または嘔吐,もしくは両方を催します!

 

里芋の仲間です.タロイモには白いアプアイ種と,ピンク色のレフア種,プアリイ種があるそうです.葉と芋の現物はこちらこちらから.

 

ジギタリス Foxglove flowers Digitalis purpurea

ジギタリスは,時々妖精たちの手袋(Fairies' gloves)または死人の鈴(Dead man's bells)とも引用され,影の多い森林地帯にそこそこあります.ジギタリスの名前は一つの御婆さんのお話から来ています.農夫から逃れて彼のニワトリを盗みたい一匹の狐は,蜜蜂がジギタリスの花の一つの鈴の中に消えていくのを見つけ出しました.

彼は,もし彼が彼の足にそれらを着けると,その花は彼をも消してしまうだろうと確信しました.他の出典では,ジギタリスは妖精たちまたは善良な人々と古い関係があると記載され,花の内側に記された白い部分はエルフたちの指紋であると言われています.世に言われているところでは,妖精たちはその狐に彼の足先を花で包む方法を教え,それで彼は多くの農場にいるニワトリを捕まえることができました.

ジギタリスの葉は,心臓の鼓動を強くするだけでなく,腎臓が体から余分な水分を排泄するのを促進する物質を含んでいることが発見されました.ジギタリスのお茶は因襲的に水症 − 水分の鬱滞の特徴を示す病気(尿閉) − のために飲まれました.今日では,主要な有効成分のジギトキシンは心臓を興奮させる正当な薬として使用されます.ジギタリスのすべての部分はきわめて有毒であることを記しておくべきです!

 

キツネノテブクロという名前も有名ですね.ゴマノハグサ科の2年または多年生草本です.生育環境が良いと高さ2 mにも成長するそうです.日本薬局方収載医薬品の原料です.現物はこちらで.

 

大蒜(ニンニク) Garlic Allium sativum

ニンニクは,少なくとも自生のものは,ブリタニアにおいて現在一般的に見つけられないようです.いくつかの数え切れない理由のため,ニンニク,薬用人参,ナイトシェードやマンドレークはすべて掘り起こされ,それらの葉を切り取られるようです.

私は下草を通して根を下ろし,その植物の根を風雨にさらす土着の野生生物のようにこれを植えました.ロードブリティッシュ公の書庫を今一度参照するとこう書いてあります;“ニンニクは,クフ王(エジプト第4王朝の王)の時代に巨大なピラミッドを作る奴隷に日々の糧として与えるため,古代エジプト人にそれは大いに尊重されていました.古代ギリシア人にとって,ニンニクは魔術的な身を守る草であり,彼らは黄泉の国の女神,ヘカテーを慰めるために四辻にささげ物を置いておきました.”

ニンニクは感染症と戦う免疫系を助ける抗菌特性を持っています.多くの戦争においてそれは傷が腐敗するのを止めるために使われ,その抗菌特性は測り知れぬほど貴重でした.それは風邪の予防のために,またそれは血中のコレステロールの濃度を下げるので,冠動脈の病気のためにも使われるようです.ニンニクは多くの場合野菜として考えられ,薬味として食べられます.しかしながら人々は料理にそれを使う時,むしろ大変控えめに使うようです.

実際,これらの特性は私たちに代々伝えられてきており,薬や魔法の呪文の製造に反映されています.ニンニクは解毒薬と,いくつかの回復の呪文の主たる材料です.

 

写真上段右端2つはgarlic bulb(ニンニクの球根)です.収穫したての物でしょうか.通常使われる部分,リン片は実は葉なんですね.日常生活にもニンニクを役立てたい方はこちらで.面白いですよ:D

 

薬用人参 Ginseng Panax ginseng or Panax pseudoginseng

ロードブリティッシュ公の参考書によると,薬用人参はその名前をrenshen,中国の言葉で意味は人の根,奇妙な2本の足をもつ人のような根から鑑みて名を取られています.中国の本草家はその形から考慮して,薬用人参は申し分のないハーブであると判断を下しました.そしてそれは広範囲にわたって数世紀の間,中国の医学に使用されました.特にすばらしいものは金よりも大いに貴重でした.


薬用人参は治療剤という評判を獲得したようです − すべての多くの法外な要求は,その能力のため,金回りの改善から長寿(という願い)により起こりました.それは体全体を強靭にするように働くので,ストレスや感染症に簡単に対処することができます.そして証明できる健康を保つ機構に対する効果はありません.本草家たちは,薬用人参は注意して取り扱われ,時折の助けとしてストレスの時にのみ服用されるべきだと,忠告します.

ニンニクと共に,薬用人参は多くの回復や防御の呪文の主な構成要素であり,また回復薬の主要な材料でもあります.

 

写真右端2つはginseng root(薬用人参の根)です.こちらも収穫したての物ですかね.茎の先端についている赤いものは実は花じゃなくて“実”です.春の終わりに緑白色の花が咲き,扁球形の実は熟すと真っ赤になります.知りませんでしたよ.現物はここのページの最下部で.

 

ホップ Hops Humulus lupulus

農作物の項も見てください.
ホップは,中枢神経を鎮静する作用をもつ揮発性の油と苦味の素を含んでいて,緊張や不安に対して有益です.多くの人は乾燥したホップを詰め込んだ枕を使ってから,睡眠が改善したと言っています.ホップはまた内臓を弛緩させ精神的な消化不良を和らげます.大量に摂取するとホップは一時的に男性の生殖機能を妨げることがあります.注意,鬱病を病んでいる人は,ホップ(の服用)は避けるべきです.

杜松の木(ネズノキ) Juniper Bush Juniperus communis

ネズノキはブリタニアにおいて信じられないほど稀な植物で,私は未だなお自分自身の目でその木を本当に見たいと思っています!ネズノキは小さな暗い青黒い色のベリーをもつ刺のある常緑の低木です.ジン,ジェネーバ(ジンのようなオランダの酒)や(他の)蒸留酒といった明らかに(ネズノキという)言葉に由来する名前は,それの独特の香りをネズノキの揮発性の油(杜松子油,トショウシアブラ)によっていることを意味しています.ジンの蒸留者はかつては手で摘んだベリーをその強い酒に加えました.


ネズノキは,他の強い匂いのするハーブのように,病気と同様に悪霊を締め出すと考えられた重要な薬効のある植物です.戸脇のネズノキの木は[邪悪な]魔女が進入するのを防いだようです.そのベリーは,腎臓を洗浄する防腐性で強い利尿作用のある揮発性の油を含んでいます.本草家はネズノキを膀胱炎,尿道炎,通風に処方します.外部的に,薄めたネズノキの油は筋肉痛やリウマチ,関節痛を和らげ,一方蒸気の吸引は鼻カタルや鬱血を和らげます.もし妊娠していたり腎臓に問題がある場合は,ネズノキ(の使用)は避けるべきです.

 

UO英名のjuniperはヒノキ科ビャクシン属の木の総称で,ネズノキはその中の一種.柏槙(ビャクシン)と呼んだほうがいいかもしれません.その実は初めは白く,青黒く熟すまでに2,3年かかります.ジンという名はフランス語のビャクシン(の実),genièvreからきています.ネズノキとビャクシンの実の現物はこちらこちらで.

 

マンドレーク Mandrake Mandragora officinarum

マンドレークは魔王のりんご(Satan's apple)としても知られ,魔法の呪文に秘薬として使われる数少ないハーブの一つです.それは多くの種類の魔法に使われ,それこそが(マンドレークの)効能です.それは一般的に使用するために錬金術師によって力のポーションに作りかえられます.


マンドレークは有毒な幻覚誘発性の植物で,長い間魔法と関連しています.ロードブリティッシュ公の参考文献によれば,トゥトアンクアメン(Tutankhamun,ツタンカーメン,エジプト第18王朝末期の王)という名の人の墓で発見され,その根は魔女の秘薬で寵愛の材料でした.その植物はまた媚薬としての世評をもっており,“旧約聖書”の中ではそれは受胎のお守りとして使われました.伝説によると,その植物が確実な死を意味する金切り声を上げるため,それを引き抜くことは危険な試みでした.それを引き抜く努めは必然的に犬に委ねられました.人の形をした根は幸運を運んでくると考えられ,多額の財産の持ち主を変えました.

マンドレークの根は鎮痛特性をもっています.それは時々ワインの中に浸して成分を浸出させられ,手術の間麻酔薬として施されました.その催眠効果のため,マンドレークは鎮静剤としてや,リウマチ痛,痙攣や神経疾患を和らげるために使われました.今日では錬金術の処方を除き,マンドレークは危険だと考えられています.同族でないマンドレーク − ポドフィルム(May Apple,Podophyllum peltatum)は通じ薬としてかつて使われました.注意:両種類とも有毒です!

 

ここをどうぞ.もう言うことありません.写真下段の2つも,いつも私たちが秘薬として使うmandrake rootと同じ名前です.上段右から2つはmandrakeという名前です.植わった状態のものなんでしょうね.

 

朝顔(アサガオ) Morning Glories Lpomoea violacea

アサガオの花は,芳しい香りのする口当たりのよいアルコール性のワインと大変穏やかなサイケデリック効果(高度に快適な幻覚効果)を生むために,1,2週間水に浸されることがあります.その蔓は占いや治療の儀式のために使われる主な幻覚剤の一つです.5〜10グラムの種は徹底的に噛み砕かれて飲み込まれるか,徹底的に挽かれて1/2カップの水に30分浸され,漉されて飲まれることもあります.

報告されている効果は約6時間持続する幻覚誘発性の麻薬の効果です.肝炎か他の肝臓病の病歴のある人はリセルグ酸アミドを摂取するべきではありません.エルゴメトリン(ergometrine)は子宮収縮促進特性をもち,妊娠した女性に摂取されるべきではありません.数人の錬金術師は精神変質剤としての使用を防止するためにアサガオの種を毒で処理するか,損傷(症状:嘔吐,下痢)を防ぐためにメチル化水銀で処理します.もし処理された種が植えられても,毒素は次世代には伝わりません.

 

朝顔の種に含まれる毒成分のファルビチン,コンボルブリンは瀉下作用をもちますが,下剤として使った場合酷い腹痛を伴うそうです.

 

ナイトシェード Nightshade Atropa belladonna

ナイトシェードは,ベラドンナ(Belladonna),イヌホオズキ(Deadly nightshade)や悪魔のベリー(Devil's berries)としても知られており,ブリタニアにおける多くの毒の主な構成成分です.それはまた多くの破壊的な魔法の呪文に使われます.

ロードブリティッシュ公の(今相当使われている)蔵書によると − この珍しい有毒な植物はその植物学名をアトロポス(Atropos),人間の玉の緒を決められた時に断ち切るギリシャ神話の運命の3女神の1人に負っています.ベラドンナはたぶん,よく新鮮な(ナイトシェードの)絞り汁の目薬を作ったある貴婦人に敬意を表して名付けられています.(その目薬は)彼女たちをより魅力的にします.ナイトシェードは,それとトリカブト(Aconite,Monks hood)を組み合わせて空を飛ぶような感覚を生み出す軟膏を作りだす魔女に人気がありました − それはまさにほうきの柄にまたがる魔女のお話の出所のようです.

ナイトシェードのアルカロイド,特にアトロピンとヒヨスチアミンはその力強い鎮静,麻酔性特性により確実に有用です.数人の外科医はアトロピンを瞳孔を拡大するために使い,そして(アトロピンは)神経系を攻撃するいくつかのガスの呪文の解毒薬です(Some surgeons use atropine to dilate the pupils, and is an antidote to some gas-spells that attack the nervous system.).ベラドンナの抽出物はパーキンソン病,百日咳や癲癇に処方するために医薬品として使われます.注意:(ナイトシェードの)すべての部分は大変有毒です!

 

ベラドンナの現物はこちらで.イヌホオズキはこちらで.2ページ目に実があります.

 

芥子(ケシ) Poppies Papaver somniferum
UO和名 ポピー

アヘンケシとしても知られるそれの使用は,5000年まで遡ります.

全く白いケシのみで作られたアヘン,その価値のある物質は,未熟な種をもつ花頭から抽出された濃く乳白色の乳濁液です.それはだいたい25以上の異なるアルカロイド,特にモルヒネとコデインを含んでおり,それらは強力な鎮痛剤です.

医薬的にそのアヘンケシはその鎮痛,鎮静,鎮痙と去痰の特性のために価値があります.アヘンを基にした咳止めシロップ剤は数百年前に作り出され,laudanumとして知られるアヘンチンキは世間一般の精神安定剤でした.アヘンの喫煙は多くの芸術家や作家に霊感による着想を吹き込みました(このことは私に誰が“Sherry the mouse”を書いたのか不思議に思わせました).そしてケシはヘロイン,モルヒネの派生物の原料です.その熟した種は麻薬性のアルカロイドを含んでおらず,ケシパンを焼くために使われます.

 

ブリタニアには赤いポピー(red poppies,左から2番目),白いポピー(white poppies,左から3番目)と2種類のポピー(poppies,両端)があります.日本に多い園芸品種はアイスランドポピー(雛芥子,ヒナゲシ)で,アルカロイドは含んでいないようようです.ケシの中には青い品種(俗称ヒマラヤの青いケシ,学名Meconopsis betonicifolia)もあるのですね.知りませんでした.アイスランドポピーとヒマラヤの青いケシの現物はこちらこちらで.残念ながらブリタニアではアルカロイドの抽出法は確立していないようですね *grins* ちなみに“Sherry the mouse”はブリタニアに存在する本“My book”の著者の名前です.

 

待雪草(マツユキソウ) Snowdrops Galanthus nivalis


galanthusという名前は(またLB公の参考文献によると)ギリシャ語に由来しており,“乳の花(milk-flower)”という意味です.nivalisという名前は“関係のある,もしくは似ている,雪”という意味のラテン語です.それはブリタニアの野生の植物とは考えられておらず,修道士によりはるか彼方の土地からもたらされました.彼らはそれを球根から育つスミレ(the bulbous violet)と呼びました.修道院ではマツユキソウは傷の治療や消化の問題のために使われました.

 

マツユキソウはヒガンバナ科で,雪の中でも花を咲かすことができるそうです.マツユキソウ(スノードロップ)の現物はここで.マツユキソウの可愛い伝承はここの2ページ目で.最近ブリタニア市民も栽培できるようになりました.食べちゃダメですよ,毒もってますから.

 

ユッカ Yucca
UO和名 糸蘭(イトラン)

ユッカはリュウゼツラン科に属し,その科の他の多くのものと似ています;それらは暖かく乾燥していて,水はけのよい砂地の,穏やかな地方を源としています.それらはアオノリュウゼツランと近縁で,むしろゆっくりと成長します.


その根はロストランドの原住民たちに石鹸として使われました.その緑の莢は食べられると言われていました.原住民の女性が彼らの白い衣服をその根を使って洗う方法についていくつかお話がありました.年配の人々によると,緑色のひょうたんは洗濯するのに彼らの大変なお気に入りでした(the green gourd was more to their liking for this.).朝早い時間に彼らは彼らの衣服を岩の上に広げ,それらを彼らの熊のような手に合うほど十分に大きく切った石鹸の一片とこすり合わせ,そして光り輝くほど綺麗にそれらを洗いました.果実酢の中に落とされたその花は保存され,1オンスのその混ぜたものと8オンスの水を混ぜ合わせることでヘアリンス使うことができます.

 

UO英名yuccaは属名で,イトラン,君が代蘭(キミガヨラン)をはじめ外観の全く異なった多数の種類があります.イトランがいちばん有名なのかもしれませんが,ブリタニアのユッカの外観はイトランのそれとはかなり異なっています.調べた限り,ブリタニアのユッカは千寿蘭(センジュラン,Yucca aloifolia)に最も近そうです.センジュランの現物はこちらこちらで.

 
Translated by Lazytongs
Originally posted at UO & AC Herbal